法定検査について

水質検査とは?

水質検査ってどんなことをするのですか?
水質検査項目について、簡単にご説明します。

1. 水素イオン濃度(pH)

水素イオン濃度は、水の酸性(pH<7)、アルカリ性(pH>7)を表わす指数であり、浄化槽に流入する汚水のpHはほぼ7前後です。浄化槽の流入汚水のpHが著しく中性から離れている場合には、異物の混入等が考えられます。

2. 汚泥沈殿率

浄化槽から良好な放流水を得るためには、ばっ気室(槽)内での生物反応だけでなく、沈殿室(槽)における固液分離が重要です。汚泥沈殿率は、ばっ気室混合液を1リットルのメスシリンダーに採取し、一定時間静置後の沈殿汚泥の体積%です。 普通30分間静置後の値を用いますが、5分、10分と経時的に測定していけば、汚泥の沈降性状はより明らかとなります。汚泥沈殿率は、活性汚泥の沈降性や固液分離性の良否などを把握するとともに、単独処理浄化槽では清掃時期の判断指標として用いられ、合併処理浄化槽では、余剰汚泥の引き抜き量や返送汚泥量の判断指標としても用いられます。

3. 溶存酸素量

溶存酸素とは、水中に溶解している分子状の酸素のことです。その濃度は、気圧、水温、塩分濃度などにより影響されますが、浄化槽内の好気性微生物の活動はこの溶存酸素により影響されるため、適正な溶存酸素濃度を維持することが重要です。

4. 透視度

透視度とは、検水の透明度の度合いを示すもので、放流水質の良否をおおまかに判断するための指標にもなります。透視度計底部の二重十字(または5号活字)をはじめて明らかに読み得る時の水層の高さ(cm)のことです。 見た目の水のきれいさと関係し、SSやBODとよい相関を持つことが多く、日常の維持管理にとって非常に役立ちます。

5. 塩素イオン濃度

塩素イオンは、浄化槽内でほとんど変化しないので、単独処理浄化槽では、希釈倍率(洗浄用水の使用量)の推定をするのに大変役立ちます。

6. 残留塩素

浄化槽においては、衛生上の安全確保のために塩素消毒を行っています。 塩素の必要量は処理水の水質によって異なるため、消毒の効果は水中にどの程度残留塩素が存在しているかによって判断します。

7. 生物化学的酸素要求量(BOD)

水中の有機物が微生物の働きで分解されるときに消費される酸素の量で、有機性の汚れが大きければそれだけ酸素要求量が多くなるのでBODは大きな数字になります。逆にきれいな水はBODの値がそれだけ小さくなるのです。
とくに、浄化槽の処理機能は、構造基準の告示区分ごとに放流水のBOD濃度およびBOD除去率で規定されているため、放流水のBODを測定することにより、処理機能を評価する良い指標の1つとなっています。