清掃について

清掃後の水張りについて

浄化槽清掃後、水道の水をずいぶん入れます。何故ですか?
浄化槽がその機能を正常に発揮するためにはまず、汚水中の固形物をできるだけ沈殿させる(「固液分離」といいます。)ことが第一です。
従って浄化槽の清掃後に沈殿分離室に水を入れておかないと固液分離がうまくできませんので、後の生物処理に悪影響を及ぼすことになり、汚水が十分に浄化されません。
又、浄化槽の中は、沈殿分離室やばっ気室など各室に分けられていますので、片方だけの室に水が入っている状態では、仕切壁の片側だけに水圧がかかることになり、極端な場合には、仕切壁を破損してしまう危険性もあります。
このような構造上の支障が生じますと、もはやその浄化槽は適正な処理機能を保つことができません。
また、同様に浄化槽は地中に埋められているわけですから、土圧もかかっています。
満水の状態ですと、土圧と水圧のバランスが保たれますが、水のない状態ですと土圧による破損が生じるおそれもあります。
このように清掃後に水を入れるのは、固液分離を適正に行い浄化槽全体の処理機能を発揮させ、かつ、圧力のアンバランスによる破損等の事故が生じないようにするためです。